自分に対する害自分に対する害
タバコの害と言えば、「たくさん吸い続けると肺ガンになる場合がある」この程度が、世間の認識でしょうか？
タバコの箱の警告文も「あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう」と書いてあり、まあさほど健康に対して悪影響を与えない印象を受けます。
ところが、もっともっと広い範囲にタバコは影響を与えます。本来これらのことに対して、国が啓発すべきなのですが、我が国ではタバコの元締めが財務省であること・タバコ業界より多額の資金が政界やマスコミ（宣伝費として）に、流入しているため、タバコの真実の姿は意図的に遮蔽されていると言って良い状況です。
タバコを吸うのは、本人の自己責任であるといわれますが、正しい情報が与えられた上で考慮し、その上で吸っていると言うことでしたら、たしかに自己責任といえると思います。しかし現状は、さわやかな・かっこよい偽りのイメージばかりの宣伝により正しい知識を得られないまま、いたずら半分で喫煙を始めることが多いようです。
そしていつの間にか、ニコチン依存の状態となり、吸わないとイライラする（これを逆さに表現すると吸うと、すっきりするということ）ので、吸わずにおれない、やめたい気はあるがやめられない。まだまだみんなが吸っているからだいじょうぶであろうと安心するわけです。
さてここで問題です タバコで解消できるストレスはただ一つです。さてなんでしょう？
正解は「ニコチン切れ」のイライラ・不安のストレスです。
このストレスを感じるのは喫煙者だけです。つまりタバコを吸う習慣がストレスを作り、タバコのみがそれを弱くしてくれるのです。
ま、簡単に言えばドラッグです。 ニコチンという薬物摂取これが喫煙の本質です！！
タバコは、ニコチンを脳に送り込むための単なる注射器です
つまり、タバコは嗜好品であるという常識は、まったくの誤解です
このことを知っただけでも当サイトへいらした価値があります。友達にも教えてあげてくださいね。
なんか訳がわからなくなってきましたか？よく考えてみてください。じつに馬鹿らしいことですよね。
お金をだして、健康を害して、ストレスをためて 、止めたいと思いながら煙を吸い込む
いったい誰が得をするの？？？？
この単純な馬鹿らしさに気づいたら禁煙したも同然です。
まずここで世界的にみとめられているタバコの害を列記します。
１ ニコチンによる害
喫煙者がタバコを求める最大の目的はニコチンを脳にとりこみ、気分の変化（快感）をえることです。ニコチンは、脳だけでなく、体中の隅々に影響を及ぼします。ニコチンは毒として有名な青酸カリに勝る強力な毒性を持っています。生体は自律神経系といういわば自動操縦装置によって循環・消化などが管理されています。これにはアクセルに当たる「交感神経系」とブレーキにあたる「副交感神経系」があり、これらによってバランス良く周囲の環境・状況応じてに体を適応させています。ニコチンはその摂取量により交感神経系に働いたり、副交感神経系にはたらいたり非常に複雑に作用します。喫煙者は、このことを経験的に学習していてその時の気分に応じた吸い方によりニコチンの吸収を調整して、欲求に応じた反応を得ようとします。つまり自動制御をオフにして、器用にアクセルとブレーキを使い欲求を満たします。飛行機で言えばアクロバット飛行が快感になってしまっった状態でしょうか？そして、いつの間にニコチン依存症となり、定期的に吸わずにはおられない状況となるのです。このように精緻に制御されているシステムを自分でもてあそぶ訳ですから、体はたまった物ではありません。その結果ニコチンは血圧と心拍を増加させ、血管を収縮させ心臓・血管・胃に負担をかけ、体の隅々に血液が流れるのを妨げます。
２ タールによる害
タールには、ニコチンも含まれますがここでは、ニコチンをのぞいたタールの害についてのべます。タール（いわゆるヤニ）は、発ガン物質のエキスです。喫煙と密接に関連した疾患といえば ①肺ガン ②肺気腫 ③喉頭癌ですが。その他にもさまざまなガンの発生率が増加します。ただここで気をつけていただきたいのは、たとえばＡさんがガンになった（医療機関でガンが発見された）ということは、体の中で発生してしまったガン細胞が、発見されるくらい多量に増殖した状態であるということで、ガン細胞が１個発生したということではありません。体の中には、通常実はあちこちでガン細胞は発生しているのです。ところが、身体だってガンにやられっぱなしではなく、ちゃんとガン細胞を叩きつぶす機能が備わっています。それらの警備網を、かいくぐり１０年２０年と生きつづけ、地道に仲間をふやしたものだけが、晴れて臨床的にはガンと呼ばれるのです。１９６０年代に日本のタバコ生産量が急増しましたが、その結果たくさん発生したガン細胞の一部がが２０－３０年立って、今ようやくりっぱに「ガン」とよばれるようになり、世間では肺ガンが急増したとさわいでいるのです。結局、発ガン物質を繰り返し長期間摂取するはめになる、喫煙習慣は自分の未来にせっせと地雷をしかけているということです。
３ 一酸化炭素による害
火事などで死亡する方の死因のほとんどは、焼死でなく一酸化炭素中毒です。その一酸化炭素がタバコ煙に含まれているわけです。この毒ガスは、脳に酸素を運ぶことを阻害し脳を酸欠状態にします。酸欠状態が続くと血管の壁を傷つけたり、コレステロール沈着を促進させたりして動脈硬化症の要因になります。
以上の有害物質のおかげで、年間１０万人の喫煙者が早死にしています。１本吸うことにより寿命が５分３０秒縮まります。以下の疾患になる危険性が上昇します。
肺ガン、喉頭ガン、肺気腫、胃ガン、胃潰瘍、口腔ガン、子宮ガン、乳ガン、子宮頸ガン、心筋梗塞、狭心症、脳出血、脳梗塞、歯周病、齲蝕（虫歯）、老人性痴呆症、喘息、動脈瘤、白内障、インポテンツ、若ハゲ、白血病
また妊婦が喫煙することにより、胎児の発育が阻害され低出生体重児や死産・不妊の危険性があります。
そしてこれらの病気になるまでに、何百万円という お金と何千時間という時間を浪費しています。
肩身の狭い思いをして、家族からは煙たがれ、顔は喫煙者特有の顔つきとなります。肌はハリ・ツヤなくなりが荒れ褐色がかり、小皺が増え、しわがれ声と口臭ももれなくついてきます。電車に乗っていてもヘビースモーカーは、だいたい顔だけで判断できます。
とにかくタバコがやめられたらどんなに世界が変わるかを、知ってください。
